内臓の学び舎 足裏反射区パート⑧
2015/02/28~小腸~
小腸は長さ6~7mで摂取した約90%の栄養を消化・吸収し、摂取した約90%の水分を吸収し、人体の約70%の免疫細胞が集中腹腔の中央で渦をまいていて、3つの部分に分けられます。
上部は胃の下部で口を開いている幽門から始まります。ここから胃の内容物が十二指腸に送りこまれます。小腸の中央部が空腸で、最後に回腸が大腸の最初の部分の盲腸につながっています。小腸の内側の粘膜は消化吸収をするのに適した構造になっており、絨毛(じゅうもう)がおおってヒダをつくっています。絨毛の中には、小さなリンパ管や毛細血管が数多くあります。絨毛のつけ根には腸腺が口を開いていて、小腸の消化に必要な酵素を出します。
消化の大部分は小腸で行われ多くの食物は加水分解されて吸収されます。胃から送られた半消化物は3つの消化液(膵液,腸液,胆汁)の作用を受けます。
膵液はいくつかの管を通って小腸に入ります。この液の酵素はタンパク質・脂肪・デンプンをもっと単純な吸収しやすい成分にまで分解します。
腸液は小腸から分泌されます。腸液はたくさんの酵素を含んでおり、その機能は膵液によって始まった消化をさらにおし進めることです。
胆汁が消化に果たす役割は、脂肪と結合して脂肪の吸収を助けることです。肝臓から分泌されて胆嚢にたくわえられますが、胃や小腸に脂肪が送られてくると腸内に排出されます。
消化された食物は小腸壁に輸送されます。ナトリウム・グルコース・アミノ酸は能動輸送(細胞膜などの生体膜を通して行う物質の輸送)されます。消化された食物は小腸壁を通って身体に同化されますが、小腸壁は栄養物質を選択的に吸収し、ほかの似たような物質は吸収しないようになっています。
胃や結腸も、水・塩類の一部・アルコール・薬物などを吸収できます。ミネラル・アミノ酸・炭水化物などの水溶性物質は腸の静脈血管に送られ、肝臓へ輸送されます。脂肪の多くは、小腸壁で再び合成されてリンパ系に入ります。小腸の働きは身体になくてはならないものなんですね\(◎o◎)
次回は内臓の学び舎⑨についてお話していきたいと思います(^_^)
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